大地震がおこりやすい日本では防災意識が高く、防災袋の準備や家具の固定などの防災対策をしている家庭も少なくはないでしょう。更に、木造建てによる密着した日本の建物の作り方は、火事の起こりやすい環境にあり、家庭において消火器の設置など防災対策への意識は高いといえます。
防災対策を万全に行う場合には、住んでいる家自体を見直すのも1つの方法といえます。しかし、防災対策として家を建て直すと良いでしょう、と推奨してもかかる費用や時間を考えると簡単に行えません。阪神大震災の際、家の倒壊によって多くの方が被害を受けた事から、建築するにあたって耐震性を考慮した建物が増えてきました。
高層マンションや高層ビルでは、耐震性のある作りになっている場合がほとんどですが、この欠点として、建物が地震の揺れを吸収するために、建物の上層部では揺れが大きくなっていました。倒壊の危険性がなくなっても、家具の転倒などによる怪我をする恐れがあります。
そこで、最近では免震、制震構造が注目されています。免震構造とは病院や、学校や中低層のビルにおいて採用されるパターンが多く、地震の揺れを吸収してくれる免震装置が設置されています。高層ビルの場合には制震構造が採用され、各階において制震装置が設置されています。
このように日本においては、地震による防災対策を意識した建物が多く見られますが、一方で火災への防災対策を施した建物も見受けられます。日本の密集した建物の作りは火が燃え移りやすいため、家を建築する際に防火効果のある素材を使用する場合もあります。万全に防災対策をする為には、建物そのものの見直しも必要といえそうですね。